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他者を見つめることで自分を見つけることがある。
絶望の、孤独の、喪失の
反対は何になるのだろうか。
本作を通して、その反対は存在していることを見つけられた。
唐田えりか
俳優
車中で響き合うリルケの詩。理由なき涙が音楽のように溢れる瞬間
この映画は、生の儚さと感情の揺らめきを鮮やかに映し出す。
観る者は、失われたものの意味を問いながらも、
確かに動いた心の余韻に抱かれるだろう。
森直人
映画評論家
主人公・香里を演じた福地桃子さんの “もう金輪際、
自分らしさを傷つける者には何も明け渡さない”
と言わんばかりの佇まいに共鳴しました。
しかもそれで終わらない。
極限まで煎じつめたその先に、こんどは豊かな余剰を生き始めるんです。
水辺の街の、いつ果てるとも知れぬさまよいの中で。
荻野洋一
映画評論家、番組等の構成・演出
これは、人と関わるのが下手で、生きることが苦しい人のための物語。
純粋に生きようとしながら、実はどこか身勝手で、
人を傷つけた過去と
どう折り合いをつければいいのか分からない人のための物語。
『NINIFUNI』の脚本から14年。
才能豊かな竹馬靖具が描く海辺の絶望はまたしても深い。
伊藤洋司
中央大学教授
異なる境遇、異なる属性の、クィアな生を生きる者同士が、
この社会でどう他者と紐帯を築けうるかを模索し、
それでも互いの痛みや感情に手を伸ばす
『そこにきみはいて』は絶望の深淵を彷徨いながら、
そっとそこに一縷の救いを忍ばせている。
(劇場用パンフレットより一部抜粋)
児玉美月
映画批評家
私たちはなぜ、こうも答えを求めたがるのか。
私たちはなぜこうも、物語や他人の感情というものを
端的にまとめたがるのだろうか。
いまのこの社会が、考察と要約の文化に傾倒しているからかもしれない。
けれども私たちの心の内は、
他人が考察して答えを出したり、
要約できるものなどでは決してない。
この物語に登場する者たちを見ていて、改めてそう思った。
折田侑駿
文筆家
香里が辿り着く水平線は、
健流と一緒なら何かが変わると信じて、
共犯的に追いかけた<ふつうの幸せ>が架かる場所ではなかった。
それでもそこで彼女が零す一粒の涙は、
「正しい」愛しか認めない世界の輪郭にひびを入れ、
小さくもしぶとい希望のしるしとなる映画だ。
久保豊
映画研究者
※順不同・敬称略
60秒予告
30秒予告
特報【-side 香里-】
特報【-side 健流-】
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絶望の、孤独の、喪失の
反対は何になるのだろうか。
本作を通して、その反対は存在していることを見つけられた。
この映画は、生の儚さと感情の揺らめきを鮮やかに映し出す。
観る者は、失われたものの意味を問いながらも、
確かに動いた心の余韻に抱かれるだろう。
自分らしさを傷つける者には何も明け渡さない”
と言わんばかりの佇まいに共鳴しました。
しかもそれで終わらない。
極限まで煎じつめたその先に、こんどは豊かな余剰を生き始めるんです。
水辺の街の、いつ果てるとも知れぬさまよいの中で。
純粋に生きようとしながら、実はどこか身勝手で、
人を傷つけた過去と
どう折り合いをつければいいのか分からない人のための物語。
『NINIFUNI』の脚本から14年。
才能豊かな竹馬靖具が描く海辺の絶望はまたしても深い。
この社会でどう他者と紐帯を築けうるかを模索し、
それでも互いの痛みや感情に手を伸ばす
『そこにきみはいて』は絶望の深淵を彷徨いながら、
そっとそこに一縷の救いを忍ばせている。
(劇場用パンフレットより一部抜粋)
私たちはなぜこうも、物語や他人の感情というものを
端的にまとめたがるのだろうか。
いまのこの社会が、考察と要約の文化に傾倒しているからかもしれない。
けれども私たちの心の内は、
他人が考察して答えを出したり、
要約できるものなどでは決してない。
この物語に登場する者たちを見ていて、改めてそう思った。
健流と一緒なら何かが変わると信じて、
共犯的に追いかけた<ふつうの幸せ>が架かる場所ではなかった。
それでもそこで彼女が零す一粒の涙は、
「正しい」愛しか認めない世界の輪郭にひびを入れ、
小さくもしぶとい希望のしるしとなる映画だ。